「勉強の質」

勉強をした後で「今日はたくさん勉強できたな!」「宿題全部終わったー!」といった気持ちになった経験はあると思います。
その時こう考えたことはありますか?「今日勉強をして勉強する前より勉強を終えた今、何が出来るようになったのだろう?」
生徒から話を聞いた時や、自習している姿を見ていて感じるのが「勉強した事に満足してない?」ということです。大切なのは時間ではなく、どれだけ質の高い勉強が出来たかです。
勉強の仕方は人それぞれ自分に合う方法が違うので、こうしたら間違いないという事は無いのですが考えて勉強することが大切です。
そこで質の高い勉強をする為の一つの要素として、勉強は少しせっかちな方が良いと思っています。
例えば同じ内容の勉強をするのに1時間かかる人と、30分で終わる人がいるとします。1時間かけた方が勉強したって気持ちになるかもしれませんが、30分で終わるなら集中して30分で終わらせた方が質の高いものになっていると思います。慌てて問題を間違える、考え方が雑になってしまうというのは良くないので、あくまでも出来る限り早く正確に、時間をかける所はしっかりかけるという事は意識しなければいけません。ですから早ければ良いというわけではありませんが、出来る限り早く終わらせるという意識を持って取り組むことが大切です。
もう1つ質の高い勉強をする為に要素として必要になってくるのが集中力です。
「私は集中力がない」とか「集中力が続かない」といった事も耳にしますが、個人個人において集中力に個人差はあるものの、そこまで大きな差は無いと思っています。
誰でも自分の好きな事には時間を忘れて集中する事があると思います。その集中力を勉強に向ける事が出来るかどうかです。ですからある意味集中力というよりは意志の強さと考えることも出来ます。
勉強が大好きという人は少ないと思いますが、やらなくてはいけない必要性を感じるなら集中して早く終わらせて、残った時間は自分の好きな事に使う。この様にメリハリを付けて勉強することで結果的に質の高い勉強が出来て、残った時間を自由に使え一石二鳥という事になります。
以上の様に勉強は時間ではなく、内容。この勉強で何が出来るようになったかが重要だという事です。
私は勉強に限らず、昨日の自分より今日の自分は成長出来ているかな?という事を意識していく事も重要だと思っています。
日々成長が実感出来て、これをこの先も続けていければ自分はどこまで成長出来るのだろうと考えるとワクワクしてしまいませんか?
子供の頃より大人になると単調な生活になりがちで成長を感じる機会は少なくなるかもしれませんが、何歳になっても成長は出来ます。
どんなに小さな成長でも良いので、成長を実感、認識することがさらに成長していくための大きな糧になっていくと思います。

関連記事

TOP