私は文鳥を飼っていて3羽いるのですが、仲が良くありません。
仲が良くなるようにあの手この手で試してはみるのですが、なかなか思うようにはなってくれないものだなと感じる日々です。
今回は子供の教育について数学的に考えてみようと思います。
よく教育方針や、どうしたら勉強が出来るようになるのかといった相談を受けることがあります。こういった相談は育ってきた環境も違うし、現在の状況も人それぞれ異なるのでこうすれば誰でも良くなるということはありません。その人に合った勉強方法や、勉強への向き合い方を考えていかなくてはなりません。
時には「私の教育が間違っていたのでしょうか?」といった相談を受けることもあります。そこで思うことが間違っているという事は正解があるの?「正しい教育ってあるの?」という事です。
勉強に関して、生まれた頃からある方法・環境で教育されると必ず成績が良くなる正しい教育はあるのでしょうか?私の考えとしては無いと思います。
それを無理やりではありますが数学の証明方法を使って証明してみようと思います。今回使うのは背理法と言って証明したい事を直接証明するのが難しい時に、逆説を仮定して矛盾を導いていくというものです。言葉で説明しても分かりにくいと思うので早速証明してみたいと思います。
今回証明したいこと➡「正しい教育は無い」
(証明)
全ての人が勉強出来るようになる「正しい教育がある」と仮定します。(逆説)
そこで1万人の生まれたばかりの子供に対して正しい教育をして高校3年生になった時全員の学力が一定の基準を満たしているかを調査します。
実際にこのような事を行うことは不可能ですが、仮定が正しければ全員が基準を満たしていなければいけません。
数学では一人でも満たしていない人がいると仮定は矛盾していると考えますが、1万人のうち少なくとも一人は基準の学力を満たさない事があると考えて問題ないのではないでしょうか。
よって仮定は矛盾しているという事になるので仮定「正しい教育がある」は間違っていて、「正しい教育は無い」という事になります。 (証明終わり)
もし正しい教育があって、みんな勉強が出来るようになるなら今頃世の中勉強が出来る人だらけになっていると思います。
結局子供の為、将来の事を考えて教育すれば少なくとも間違っていたという事にはならないはずです。