「勉強をするための勉強」

 数学を勉強する理由は以前ブログでも触れましたが、理解力、思考力を養う。その他にも色々な理由があると思いますが、少し見方を変えるとより高度な数学をする為に数学を学習するといった様にも考えることが出来ます。
要するに数学をするために数学を学習するという事です。
一般的な学校等で学習する勉強も「勉強をするための勉強」と言えるのではないでしょうか?
高校までの勉強はもちろん学んだこと自体が役立つこともありますが、大学や将来自分がやりたい勉強をするための準備と考えることが出来ます。
ある程度の知識が無いと、やりたい勉強が出来た時に取り組むことが困難になります。
例えば小学生が中学生の教科書を見てもあまり意味が分からないと思います。
小学校の6年間を使って中学校で勉強をするための勉強を小学校では学びます。
同様に中学校では高校で勉強をするための勉強を幅広く学びます。
高校では理系、文系に分かれてそれぞれの科目をより深く学ぶ事になります。
何かを専門的に学ぼうと思った時、どのような分野でも幅広く学び、知識を付けていた方が視野を広く持ち学ぶ事が出来ます。
ですから高校までの勉強は知識を付け、理解力、思考力を伸ばし、これから本当に自分のやりたい勉強をするための勉強をする期間だと考えることが出来ます。
しかし子供達はそういった事を意識出来ているでしょうか?
目の前のテストや受験の為に勉強している子が非常に多いと思います。
テストや受験の前に勉強量を増やして頭に詰め込む。これではテストや受験が終わると忘れてしまいます。少し点数が良くなるだけで、何も残りません。
これでは勉強をするための勉強とは言えません。
勉強をやりたくない子は、やりたくなくてもやらなくてはいけないので忍耐力は付くかもしれません。点数が良くなって自信も付くかもしれません。しかし忍耐力や自信を付けるために勉強をしているのではないと思います。
忍耐力や自信を付けるだけならスポーツや他の事でも付けることが出来るので、無理して勉強をする必要はありません。
将来の自分のための勉強と考えると、身に付く勉強をする必要があります。
そうするとやはり勉強習慣を付けて、普段からしっかり予習復習に取り組み時間をかけて学習する必要があります。
長い時間をかけて身に付けた物はすぐに忘れてしまう事はありません。
それと覚える事も必要ですが、理解すべきところは時間をかけて理解出来るまで粘り強く取り組む姿勢も必要です。
しかし多くの子供達にとって頭では分かっていても、このような事を行動に移すのは難しいのが現実です。
子供達に関わる大人がこういった身に付く学習の必要性を意識して接することで、少しでも子供達に伝わって「勉強をするための勉強」をしてくれると信じてこれからも教育に携わっていきたいと思っています。

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