私は以前から「当たり前な事を当たり前にする」事が最も大切で、しかしそれはとても難しい事だと思っています。
例えば勉強が出来るようになりたければ毎日、計画的に勉強すれば良いと多くの人が分かっている当たり前な事です。
しかしほとんどの人は出来ていません。やる気が出ない日や疲れていて集中できない日、理由を挙げればきりがありませんが自分を納得させる理由を付けて、続ける事が出来ません。
これは勉強に限った事ではないので思い当たる事もあると思います。
ここで問題なのが、当たり前な事を当たり前にする事は、出来ない方が駄目で、出来て当然と思っている人が案外多いのではないかという事です。
「毎日勉強しようとは思うのですが、やる気が出ません。」とか「時間が無くて勉強できません。どうすればいいですか?」等といった相談を受ける事があります。
この質問の裏には、他の人は出来ているのに自分だけ出来ていないという思いがあるのではないでしょうか?
きちんと統計を取ったわけではありませんが、毎日計画的に勉強できている人の割合は学生の20%未満ではないでしょうか?
そう考えると80%以上の人が出来ていないので、どんな理由があるにせよ毎日出来ていないのが普通で、出来ている人が凄いという事になります。
人は皆が分かっていて、当たり前な事は出来るのが当然と無意識に思い込んでしまっている部分があると思います。
ダイエットも何をしたらいいかは分かっていても続けるとなると難しいですし、部屋をきれいにした方が良いと分かっていてもきれいな状態を維持するのは難しいと思います。
その事自体はそんなに難しい事ではないのですが、多くの人は当たり前の事を当たり前に続ける事が出来ないのが現実です。
その最たる物の1つが数学です。
数学は当たり前な事の積み重ねです。ユークリッドの原論に始まり、考えてみるとそんな事当たり前だよね?わざわざ証明する必要ある?といった事を一つ一つ理解し積み重ねていくと数学は誰でも出来るようになります。
しかし世の中にこれだけ数学が苦手、嫌いな人が多いのは当たり前な事を積み重ねるのは本当に難しい事だからです。
当たり前な事を積み重ねる事を、時に努力と言ったりするのではないかと思います。
努力している人からすれば当たり前な事を積み重ねているだけ。周りの人から見るとそれは努力と思えるのではないでしょうか。
ですから努力をしていると思っているうちは本当の努力ではなく、当たり前の事を積み重ねているだけで努力をしていると思わない状態こそが本当の努力だと思います。
当たり前な事を当たり前にするのは難しいです。もし出来ている事があるなら、当たり前な事は出来て当然と思わず自分を褒めてあげるべきです。