なぜ学歴は必要?

毎年夏休みが終わると、いよいよ受験が近づいて来たと感じます。
受験生の子供達は勉強しながら、受験なんて嫌だな。早く終わらないかな。受験なんて無ければいいのにと思う人も多いと思います。
しかし受験はただ進学するためのものではなく、自分が成長する大きなチャンスです。そして成長するためには「受験とどのように向き合うか」という事が重要です。
現在日本の社会では就職しようと思った時に、会社にもよりますが一定程度の学歴を求められる事があります。ではなぜ学歴が求められるのかを考えてみたいと思います。
学歴フィルターという言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、これは就職活動の際に書類審査を通過する学歴の基準を設けるものです。実際に学歴フィルターは人気企業では必要な事で、これが無いと大変な事になります。少し計算してみましょう。
人気の企業には何万通ものエントリーシートが提出されます。ある人気企業に1万人の応募があったとします。そして1万人分のエントリーシートを5人の人事担当者で全て読むのにどのくらいの時間がかかるのでしょう?
一人分のエントリーシートを読むのに5分かかるとしましょう。すると1万人分なので50000分かかることになります。これを5人で読むので分を時間に換算すると
50000÷5÷60=166.6・・・ となり約167時間かかります。一日8時間ずっとエントリーシートを読み続けても約21日かかります。これは現実的ではありません。全てのエントリーシートに目を通すのはほぼ不可能と考えて問題無いと思います。
そこで一定程度の学歴の基準を定めて、基準以上のエントリーシートだけ目を通すことになります。
会社としては仕事が出来る優秀な人材を確保したい。学歴が高いからと言って必ず仕事が出来るわけではないし、学歴が低くても仕事が出来る人はいます。しかし学歴が高い人ほど仕事が出来る傾向はあります。なぜ学歴が高い人ほど仕事が出来る傾向があるのでしょうか?
例えば仕事が出来る人には自分で考えて行動し、しっかり最後まで責任を持って仕事をやりきるといった能力が必要です。
まさにこれは受験を通して身に付けることが出来る能力です。自分で学習計画を立て、計画を立てたら最後まで諦めずにやりきる。常に自分には何が足りないのか?どうしたら出来るようになれるのか?といった事を考えながら勉強する。このように受験に対して向き合えると、仕事をする際に必要な能力が身に付いてきます。
しかし受験で宿題を出されて与えられた物だけをこなす。言われた通りに勉強しているのだから出来るようにならなくても自分の責任ではない。途中で諦めてしまう。といったどこか他人事のような受験に対する向き合い方では、仕事をする際に求められる能力は身に付いてこないと思います。
ですから学歴の高い人は受験に対してしっかり向き合えた人が多いと思いますので、仕事をする際に必要な能力が備わっている可能性が高いという事になります。
結局その人に仕事をするのに必要な能力が備わっているのか学歴を通して確認しているのです。全てのエントリーシートを確認するのは難しいので、学歴に基準を設けて出来るだけ優秀な人材を絞り込む。そう考えると学歴フィルターもある程度納得できます。
結局学歴が大切なのではなく個人の能力を求められているのですが、能力を高める方法の1つとして受験があり、その結果として学歴がある。
もちろん人が成長するための方法は受験以外にも沢山ありますが、受験しなければいけないなら意味あるものにして欲しいと思っています。

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